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愛を告げるように   (神リナ)

――間に合え。
柄にもなくそう思って、柄にもなく息を切らし走っていた。
間に合え、間に合ってくれ。
あと少し、あと少しなんだ…。

「おぉ!お疲れ」
談話室を覗くと、二つの人影があった。
「……」
「珍しいな、そんなに慌てて帰ってくるの」
そう言って、リーバーは嬉しそうに笑った。
「ぎりぎりセー…いや、もう0時回ってるか…。さっきまで起きてたんだけど…」
向かいの席で寝息を立てている少女へと目を向ける。
「でも、ありがとうな」
頭をクシャクシャと撫でて、リーバーは談話室を後にする。
なんでアンタが礼を言うんだ、子供扱いすんな。
言いたかったがそれこそ子供っぽいと思い直し、黙ったまま少女の隣に座った。
気持ち良さそうに眠る彼女の傍らには、たくさんのプレゼント。
彼女の誕生日、だった。
任務でプレゼントを用意する余裕もなく、せめて早く任務が終われば祝いの言葉くらいは、そう思ったのだが。
「ぎりぎり…間に合わなかったな」
頬にかかる髪に触れる。
最後にあった時より少しのびていた。

「ごめん…結局1日遅れだけど、
         Happy Birthday、リナリー」


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榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

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