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つないだ、手と手

すぅっと、息を吸い込んだ。
暖かい、お日さまの匂いがした。
木漏れ日はまるで、昨日見た流星群の、星の欠片たちみたいだった。
木々に積もった欠片が、太陽の熱で溶けて落ちたみたいに。

私は歩いていた。
ひとり、歩いていた。

子供独特の、あの高くて真っ直ぐな声が聞こえる。
…いや、あれは。
あれは、かつての私のものだったかもしれない。
笑っている、
怒っている、
泣いている、
考えている、

呼んでいる。

日常が流れていく。
変わらぬ世界が、そこにある。
だけど、
どこか真っ白な、真っ白な世界。

隠されている。

足りないのに、足りないものに、誰も気付いていない。
気付けない…
気付いて、


(嗚呼、キミは、もう)

 (いないんだ)


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榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

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