FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

金の、銀の、しずく   (リンアレ)

頬に残るその痕は、血か涙か。
月が、星が翳っていて、分からない。
色を失った世界で、キミの瞳は今にも光を失ってしまいそうで。
思わず触れた頬は砂埃でざらりとしていて、けれど温かくて少し安心できた。

(戦場に流れ星は降らない)
(叶わない願い事など、初めから祈らない)

「…リ、ン、ク…」
キミがこちらを向いた。
壊れかけた人形のようだ。
誰もいなくなった荒野で、唇を重ねる。
互いの存在を確かめ合うように、ゆっくりと、優しく。

(けれど、どうだろう)
(傍にいればいるほど、自分が欲張りになっていくようだ)

何が悲しいのか、何が悔しいのか分からないまま、
私はひとり、涙を流した。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。