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帰る季節、帰る場所

懐かしい香りに包まれた。
懐かしい香りを抱き締めた。
春の、春の香りだ。
(…帰ってきたんだ、)
サラサラの色素の薄い髪、柔らかな頬。
意志の強そうな瞳は今、涙で濡れていて。
映る僕は、滲む。
「どうして…連絡してくれなかったの?」
「ごめん」
「馬鹿」
「ごめん」
「馬鹿、大っ嫌い」
「『ハル』、」

「ずっと…ずっと待ってた……」

少しテンポの遅いオーケストラ、近所の高校のブラスバンド部の練習の音。
かつて僕らもいた、場所。

彼女は其処で、今は教壇に立っている。


【だって『繋がり』は、あの場所だけだから】
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榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

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