FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ふゆのそら

「ねぇ、それってどういう意味ですか?」
彼女は真っ直ぐに俺を見つめた。
いつもと変わらぬ笑顔だった。
でも俺には、それが彼女の『盾』だって分かっていた。
本当は弱い自分を隠すための、『強がり』だって。
「本気だよ」
ずっと見てきた。
「キミが好きだ。好きなんだ」
あの時二人に足りなかった、たった一言。
誰よりも近くにいたのに、その一言がなくて。
すれ違い、離れた。
「…『冗談』って笑えるほど、私、大人じゃないですよ?」
伏せた瞳が揺らいでる。
「知ってる」
初めて会った時も、キミは笑顔の中に不安を隠してた。
「分かってる」
彼女の瞳から、コロリと、真珠のような大粒の涙が零れ落ちる。
俺の胸に額を当てて、「いつも、ズルい」と彼女は呟いた。


「もう、放さない」
「もう、放さないで」
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんにちは、榎並さん。

榎並さんのオリジナル小話もアタシ大好きです~(´ ∀ `@)
強がりな仔、大好物←
全てわかってくれる先輩(なんですかね、このお話の男性は)も素敵です~。
アタシは年上ラブなので存分に萌えさせていただきました。
ありがとうございますw
プロフィール

榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。