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a cowardly kitten   (ラビリナ)

彼の手が頬に触れた。
心臓は狂ったように暴れ出し、その音で起きているのが分かってしまうんじゃないかと、焦った。
顔が近いてくるのが、気配で分かる。
吐息が、触れる。
息が詰まる―――
(……あれっ?)
けれど唇は触れることなく遠ざかり、代わりに小さな溜め息が聞こえた。
「おやすみ、リナリー」
彼は囁き、背を向けて横になる。
ねぇ、どうして躊躇うの?
何を恐れてるの?
私は一体、いつまで待てばいいの…?

「意気地なし」

声に出さずに呟いて、広い背中に額を重ねた。
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榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

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