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チョコレートよりも甘いキスを   (アレリナ)

シャキン、
「ねー、ねーぇ、アレンくん」
シャキン、シャキン。
「なぁに、リナリー?」
伸ばしっぱなしで長くなってしまった僕の髪を、彼女は少しずつ切ってゆく。
「今までのバレンタインで、私がアレンくんに何をあげたか、覚えてる?」
「もちろん、」
シャキン、シャキン、
「覚えてますよ」
「そっかー…」
シャキン、
「今年はどうしよう?」
ハサミの音が、止まる。
見上げれば、ハサミがキラリと光を反射して、眩しい。
「リナリー、……」
「えっ、何?何て言ったの?」
机にハサミを置いて、彼女は僕に耳を寄せる。
その頬にチュッとキスをして、「隣で笑っていてくれるだけで、十分ですよ」
「…えー」
彼女は不満そうに頬を膨らませる。
やがて、どちらともなく笑い出し、まるで子供が内緒話をするようにそっと、唇が重なった。


【だれよりも、なによりも】
【たいせつなひと】
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榎並緋菜

Author:榎並緋菜
大阪府出身。学生。
『D.Gray-man』をはじめとするWJ系中心に二次創作小説を書く予定。

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